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文化

熱戦が続くサッカーワールドカップ・ブラジル大会と韓国での応援風景

2014-06-24

6月18日午前6時、ソウルの都心、光化門(クァンファムン)広場に1万2千人あまりが集まりました。中には徹夜で待っていた人たちもいます。この日、ワールドカップの1次リーグ、H組の韓国とロシアの試合が行われました。試合開始は韓国時間で午前7時。この試合を応援するために前日から大勢のサポーターが集まっていたのです。



今から12年前、韓国と日本が共同開催した2002ワールドカップで、韓国の人たちはサッカー代表チームのサポーターズ「レッドデビルズ」を中心に熱狂的な街頭応援を繰り広げました。12番目の選手と呼ばれた応援団「レッドデビルズ」がワールドカップブラジル大会を応援するために再び集まったのです。ロシア戦で韓国代表を応援するサポーターが集まったのは、ソウルの光化門広場だけではありません。平日の朝にもかかわらず、全国の映画館や海水浴場、大きな競技場には、延べ10万人以上が集まって熱い声援を送りました。

ワールドカップを2倍楽しむもう一つのキーワードは各放送局の解説者です。2002年の韓日ワールドカップで活躍した選手たちが解説者として登場し、大きな関心を集めています。どこの放送局も個性ゆたかな解説で人気を集め、テレビ中継を見る面白さもアップしました。



韓国とロシアの試合。守備を重視した試合運びで、前半はどちらも得点なく終わります。後半23分、韓国のイ・グノ選手がシュートを放ちます。ロシアのゴールキーパーがキャッチしたかに見えたボールは弾いてそのままゴールに吸い込まれました。先制のゴールは応援団を熱狂させました。しかし、その5分後の後半29分、ロシアに同点ゴールを許してしまいます。

このゴールで、試合は1対1の引き分けで終わります。しかし、勝っても負けても、代表チームを応援する気持ちは変わりません。最後まで12番目の選手として熱い声援を送りました。



2014年の夏、韓国はワールドカップの熱気に包まれています。最後まであきらめず、グラウンドを走り抜ける選手たちの姿に、旅客船の沈没事故で元気を無くした韓国の人たちは、新しい希望と力を見いだしているのかも知れません。

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