小説『愛のあとにくるもの』
2024-05-15
北京オリンピックのショートトラック女子1500メートルの決勝が16日に行われ、韓国のチェ・ミンジョン選手が2分17秒789で優勝、金メダルを獲得しました。
チェ・ミンジョン選手は前大会の平昌オリンピックでも金メダルを獲得していて、オリンピック二連覇を成し遂げました。
韓国は今大会、ショートトラックで金メダル2個、銀メダル3個を獲得、出場国の中で最もよい成績を収めました。
これに先立って、9日に行われた男子1500メートルの決勝では、韓国のファン・デホン選手が2分9秒219で金メダルを獲得しました。
韓国は、男子5000メートルリレー、女子3000メートルリレー、女子1000メートルでは銀メダルを獲得しました。
韓国に続いてメダルを多く獲得したのは、金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル1個を獲得した開催国中国とオランダてした。
中国は韓国出身の指導者を迎え入れて集中的に選手を育成したことが功を奏したとされていますし、オランダは女子3000メートルリレーで金メダルを獲得したアンカーのスザネ・シュルティング選手の活躍が目立ちました。
中国とオランダに続いて、イタリアが金メダル1個、銀メダル2個、銅メダル1個、カナダが金メダル1個、銀メダル1個、銅メダル2個、ハンガリーが金メダル1個、銅メダル2個を獲得しました。
韓国は今大会、不運が重なりました。
メダルが期待されていた2000メートル混合リレーはパク・チャンヒョク選手が転倒して予選で脱落、女子500メートルはエースのチェ・ミンジョン選手が転倒して決勝に進出できませんでした。
少なからず納得できない審判の判定もありました。
男子1000メートルでファン・デホン選手とイ・ジュンソ選手がそれぞれ別々の組で1位と2位でゴールしましたが、レース後に失格の判定を受け、中国の選手が繰り上がって決勝に進出しました。
しかし、重なる不運は選手らをより奮発させる契機になりました。
男子1500メートルでファン・デホン選手が今大会ショートトラック初の金メダルを獲得すると雰囲気は一転し、チェ・ミンジョン選手まで金メダルを獲得し、出場国の中で最多メダル獲得となりました。
実は今大会の代表は過去最弱との指摘もありました。
女子は、オリンピックで4個のメダルを獲得しているシム・ソクヒ選手が不適切なメールの内容が公開されて代表から除外され、男子は次世代の有望株とされていたキム・ジユ選手が怪我で出場できませんでした。
また、男子のエースだったイム・ヒョジュン選手が中国に帰化するなどして、戦力が大きく弱まった状態でオリンピックに参加しました。
紆余曲折を経て参加国の中で最も多くのメダルを獲得しましたが、各国の追い上げも激しく、今後ともトップの成績を収められるという保障はないと指摘されています。
2024-05-15
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