セウォル号惨事から10年、記憶と記録
2024-04-19
新型コロナウイルスの感染拡大で、航空機の離発着が制限されていた仁川国際空港の運用が24時間に拡大され、運用制限が解除されることになりました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、仁川国際空港は2020年4月から到着便数を1時間当たり20便に制限し、午後8時から翌日午前8時までの発着を制限する措置を取っていました。
こうした制限がおよそ2年2カ月ぶりに解除されました。
今月8日からは、夜8時から翌朝8時までの発着制限措置が解除され、24時間体制が再開されました。
また、1時間当たりの到着便数の制限もなくなりました。
制限措置が解除されたことで、国際線の運航回数は当初の計画より大きく増える見通しです。
国土交通部は当初、国際線の運航回数を毎月100~300便ずつ段階的に増やし、年内にコロナ以前の50%まで回復させることにしていましたが、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いている一方で航空需要が急速に増えていることを受けて、当初の計画を繰り上げて増便を進めることにしました。
国土交通部は6月に入ってから国際線の運航回数を週762回に増やしていますが、8日からは運行回数を特に制限しておらず、航空会社が希望すればさらに増便を許可する方針です。
海外からの入国者に対する隔離義務も8日から撤廃されました。
新型コロナウイルスワクチン接種の有無や国籍に関係なく、全ての入国者は隔離義務がなくなりました。
これまではワクチン接種者に対する隔離義務はありませんでしたが、ワクチンを接種していない人については7日間の隔離義務がありました。
ただ、国内でも新型コロナウイルスのオミクロン株派生型の感染者が確認されていることから、入国前のPCR検査の陰性確認と、入国後3日以内のPCR検査は維持することにしました。
中央災難対策本部はこうした措置について、国内の新型コロナウイルスの感染者が持続的に減っていること、海外の感染状況が安定していることなどを考慮したとしています。
韓国の国際線運航回数の回復は諸外国に比べると遅れています。
世界的に国際線の運航回数は新型コロナウイルス以前の70%まで回復していますが、韓国は13%にとどまっていて、航空運賃の上昇や航空貨物の運送が滞るなどの支障が出ています。
今回の措置でこうした状況も改善される見通しです。
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