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ライフスタイル

アンブジョンファ(安否電話)

2018-03-05

玄海灘に立つ虹



新妻アヤさんのソウル生活、結婚生活、嫁姑などの悩みや疑問に結婚30周年目前の古女房マルコメが優しく、そしてバシッとお答えします。

今日のお悩み
韓国では안부전화と言い、結婚したら嫁は少なくても週に一度は夫の両親に電話をかけるものだと言われました。本当ですか?私は電話は苦手なので、SNSのカカオトークで挨拶を送っていますが、かまわないでしょうか。


안부전화日本語にすると安否電話ということになります。「安否についての電話」と言う意味ですが、べつに地震が起きたのでも、火事になったのでもありません。ご機嫌伺いの挨拶電話のことです。
私もそうするべきだということは知っていましたが、あまりしてきませんでした。正直、電話をかけても何を話せばよいのか、見当もつかず過ごしてきました。
その代わりに同じソウル市内なので週に一度、週末は必ず主人の実家に行くというのは子供が小学生になる頃まで続いていた習慣でした。
子供たちが大きくなるにつれてだんだん塾に行くなどの口実が出来て回数が減っていきましたが、それでも主人は未だに週末は必ず実家に顔を出しています。
カカオトークで挨拶をするという方法、実に現代のお嫁さんらしくていいですよね。すばらしい選択だと思います。
韓国人はよく自尊心が強いと言われますが、姑と嫁の関係もどうもそういうところがあるようで、お姑さんはようするにお嫁さんから認められたい、気にかけてもらいたいと思っているようです。
KBSの朝の情報番組でこんなアンケート結果を発表したことがありました。息子の嫁に対して姑が最高だと考える嫁はということなんですが、1番が安否電話をよくしてくる嫁で33%、2番目がうちの息子に朝ごはんを食べさせてくれる嫁で28%、3番が私に十分なこづかいをくれる嫁23%の順でした。つまりお小遣いをくれる嫁よりも、たびたび電話をくれる嫁のほうがかわいいということです。
先日乗ったタクシーの運転手さん、息子が二人、嫁が二人だが長男の嫁は毎日電話をかけて挨拶をする良い嫁で、次男の嫁はめったに電話をかけてこない悪い嫁だと言ってました。実に分かりやすい話だと思いました。

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