メニューへ 本文へ
Go Top

ライフスタイル

産後調理院と帝王切開

2018-07-02

玄海灘に立つ虹

産後調理院と帝王切開

私はまだもう少し先だと思いますが、出産の際に韓国でするべきか、実家のある日本に帰ろうか考えています。韓国だと産後調理院という産後のケアーをしてくれる施設もありますし、出産前後のケアーは最高だという話も聞いています。そうなんでしょうか。そして韓国だと帝王切開をする人が多いという話も聞きましたが、本当ですか?

女性にとって初めての妊娠、出産は本当に不安ですよね。そういう妊産婦に対するケアーと言う面では韓国というのは行き届いていると思います。韓国ドラマによく登場する場面があります。奥さんが妊娠し、悪阻などで苦しんでいるとご主人が夜中でも奥さんが食べたいという「スンデ」や「アイスクリーム」「果物」を買いに出かけていくという場面です。妊娠中の奥さんを女王様のように大切にするというのはよくあることです。
ただ私のようにいたって健康、悪阻も全然無し、出産1ヶ月前までバリバリ働いていたというケースはさすがに女王様にはなれませんでした。でも出産後のケアーはきちんとしてもらいました。30年前なので産後調理院はありませんでしたがそれでも実家で1ヶ月十分療養できました。毎日ワカメのスープも作ってもらいました。そして出産後1ヶ月は冷たい水に触ってはいけないと言われ台所仕事もしませんでした。
最近では産後調理院がありますので、最低でも2週間くらいはそこで過ごす人が多いようです。日本の女優の小雪さんが韓国の産後調理院を利用したことでも有名になりましたよね。ここでは3食昼寝つき、そのほか身体を元通りにする体操などいろいろなプログラムもあるようです。
それから帝王切開ですが、手元の資料では2012年以後帝王切開がまた増え始めているとあります。2013年には37.6%、2016年には42.3%と増えています。
このように帝王切開での出産が増えている一番大きな理由は妊産婦の高齢化です。結婚年齢が遅くなっていることに伴い、出産年齢も年齢が高くなっているということです。
面白いのは私の若い頃は、家族の誰かが占いに行き生まれてくる赤ちゃんにとって一番良い日にちと時間を聞いてきて、出来るならそれにあわせて帝王切開で出産するという人がいました。さすがに現在はそんなことはないと思いますが。
とにかくこれはどういう意味かというと、妊娠すると女王様扱いをしてくれるのも、産後もきちんとケアーしてくれるのも、実はお嫁さんを気遣うというよりもお腹の中の赤ちゃん、跡取りを気遣っているんですよね。もちろん実家のお母さんは娘の体が一番ですが、姑はお腹の中の赤ちゃんのために、跡取りのために嫁にもそのときだけは気を使うということです。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >