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実は日本の友人からよく聞かれるんです。韓国人の彼と結婚したと話すと、『韓国人の男性って本当に韓国ドラマの主人公のように女性に優しいの。イベントをしてくれるの』ってたずねられるんです。何と答えてよいか分からなくて。韓国の男性は、ドラマの主人公のようにレディファーストなんですか？

まず、彩さんの体験から聞かせてもらいましょう。ご主人からはどんなイベントをしてもらいましたか？

「ニックネームにもなったヨロシクマ。ホワイトデーのことでした宅配で大きな熊の縫いぐるみが届きました。カードに“そばにいてあげられなくてごめん、これが僕の代わりだよ”というメッセージと共に、二人のイニシャルとヨロシクマの文字が縫いぐるみに刺繍してありました。当時主人は軍隊に行っていたので、インターネットで注文したようです」

このようなイベントはプロポーズの時にもあったと彩さんは話していました。そして、では周りのお友達はどうかという質問には

「韓国の友達の話を聞くと、70％の人は彼からそういうイベントをしてもらったと言ってました。もちろん残りの30％はイベントをしない男性もいるということですが。ですから韓国の若い男性は韓国ドラマの主人公のようにイベントをしてくれるという話は、本当のことだと思います」

私などは今から３０年も前にそれもお見合い結婚だったのでプロポーズのイベントなども何もなくこれまで過ぎてきました。でも一つだけ今でも変わらなく、これだけはいいなと思う点は買い物に行ったときに重たい物は必ず夫が持ってくれることです。

スーパーなどに買い物に行き、野菜や果物などで一杯になった袋をサッと持ってくれる時には、うちの父ちゃん最高！と思ってしまいます。この重たい物を持ってくれるというのは、韓国の男性にはよく見かけるシーンです。

但し、最近はデートをして女友達がトイレに行くとトイレの入り口で彼女のハンドバックを持って待っているという情けない男性もいて、息子のいる母親からすれば悲しくなるような状況を目にすることもあります。

それからこれもよく言われることですが、韓国は儒教の伝統が残っているので特に男性、結婚した後は豹変することがありますから、ご注意を。よく『釣った魚には餌を与えない』と言われますが、そういう点はあると思います。

でもこれもお産の話の時にしたように、子供がお腹にいるときの韓国の男性はたぶん世界で一番優しいと思います。