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ライフスタイル

祖父母の育児-育児教室

2018-10-15

玄海灘に立つ虹

ⓒ Getty Images Bank

育児と関係して先週は育児を手伝ってもらうおじいちゃん、おばあちゃんにお金を渡すべきかという話をしました。しかし育児に関する悩みはどうもお金のことだけではなく、方法にもあるようです。友人は実家のお母さんと子供の育児のことでケンカになることがあるといいます。お母さん世代の育児と今の若いママたちの育児ではどうも方法が違うようです。そういう葛藤、どうすれば良いのでしょうか。


そういう育児に関する葛藤はまあ昔からあったのだと思います。私もシオモニから育児の方法でお小言を言われたことがありましたし、反対に私がシオモニのやり方が気に入らないこともありました。しかしそういう葛藤を実際に経験したからでしょうか、最近のおじいちゃん、おばあちゃんは育児の方法を習いに行くそうです。

ソウルの江西区では2011年から祖父母育児教室を開いており、人気を得ています。 今年上半期の講座には100人もの参加者がありました。講義の内容は精神科の専門医による育児ストレスの対処法、育児専門家による孫と仲良くなる方法などというもので、絵本の読み方なども教えてくれます。

この講義に参加しているのはおばあちゃんだけでなく、夫婦がともに来ている人や、おじいちゃんだけで来ている人もいます。参加者は「私たちが子供を育てていた頃とは違うことばかりなので大変だ。授業を聞いて非常に役に立つ」と言っています。

教育の専門家はおじいちゃん、おばあちゃんに育ててもらうのは子供の立場からは無限の信頼と愛情を注いでもらえるので、自尊心が強くなり情緒的にも安定すると言っています。さらに父母世代と祖父母世代の文化をすべて経験することは、子供の情緒の発達にも役立つと言っています。

このようなおじいちゃん、おばあちゃんを対象として育児教室はソウルの各区ごとに開かれています。専門家は「子供を育てたと言っても孫を育てるのはまた別の経験。育児教室に通うことで、育児に関する自信もでき、育児に関する世代間の葛藤の解消にも効果的だ」と話しています。

ですからもしおばあちゃんやおじいちゃんに頼んで、葛藤が生じてきたら、このような区の文化教室で祖父母用の育児教室を開いているから行って来たらと勧めて見てください。最初は面倒だ、嫌だと言っていても、一度参加してみるときっと「目からうろこ」でおばあちゃんの育児方法も変わってくると思いますよ。

行かせるまでが、ちょっと大変かもしれませんね。でも行ったらきっと変わりますよ。おばあちゃんの育児が。

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