ⓒ BIGHIT MUSIC

グローバルソーシャルメディアの一つ、ツイッターが、今年１月１日から11月15日まで掲載されたツイートをもとに、「2021　＃オンリーオンツイッター(#OnlyOnTwitter)」を発表しました。これは「世界でもっともツイートされた（ツイッター上で言及された）回数が多かった人物」「世界でもっとも多くリツイートされたツイート」など、その期間中にやり取りされたツイートをいろいろな面から分析しその結果を発表したもので、毎年発表されています。

その結果をみますと、韓国のアーティストやドラマ、アスリートなどが上位にランクインしており、韓国のコンテンツや有名人が世界的に大きな話題となり、関心を集めていたことがうかがえます。

たとえば、BTS（防弾少年団）は、「世界でもっとも多くツイートされた人物」となりました。今年で５年連続です。ちなみに「世界で多くリツイートされたツイート」TOP５のうち３つが、BTSに関係しています。なかでももっとも多くリツイートされたツイートは、今年３月、BTSがアジア系住民に対するヘイトクライムに反対し、人種的寛容と平等を支持する強力な発言をしたもので、ファンを中心とする世界中の人たちがその言葉を広めた結果ではないかと分析されています。

ほかにもKPOPに関連しては、「世界で多くツイートされたKＰＯＰアーティスト」の順位も公開されています。それによりますと、１位がBTS、次いでＮＣＴ、ＥＸＯ、BLACKPINKの順でした。

KPOP以外では、この夏に開催された東京オリンピックで活躍した韓国アスリートも大いに注目されていました。バレーボール女子の韓国代表で主将だったキム・ヨンギョン選手が、「世界で最も多くツイートされた女性アスリート」となりました。人気種目でもなく好成績が期待されていなかったバレーボール女子の試合中継に韓国国民が釘付けとなったのは、キム選手の活躍とリーダーシップによるところが大きかったといえます。キム選手に次いで２位が、同じく東京オリンピックでアメリカの女子体操のエースとして多くのメダルが期待されていましたが、「メンタルヘルスを第一に考える」として一部の種目を棄権したシモーネ・バイルズ選手、３位が世界的なテニススターの大坂なおみ選手でした。さらに東京オリンピックでアーチェリー３冠（混成、団体、個人）を成し遂げたアーチェリー女子韓国代表のアン・サン選手が５位でした。こうしてみますと、スポーツイベントでは圧倒的に東京オリンピックに対する関心が高かったことがわかります。

また韓国ドラマもエントリーしていました。「世界で多くツイートされたテレビ番組」の３位に『イカゲーム』が挙がっています。『イカゲーム』はネットフリックスオリジナルの韓国ドラマで、これまでのところは、ネットフリックスで最長期間もっとも多く観られたテレビ番組です。今回のツイッターの発表では、「アメリカで最も多くツイートされたテレビ番組」にもなっていました。