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ライフスタイル

コロナ禍の選挙運動始まる

2022-02-16

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

いよいよ大統領選挙の選挙期間が始まりました。一番目につくのが街頭に多数かかっている候補者の垂れ幕です。選挙ポスターではなく選挙用の垂れ幕が特に交差点の4つの角に、それぞれの候補の垂れ幕がかかっています。また選挙カーも走り出しました。

ここまではいつもの選挙雰囲気ですが、コロナ禍ならではの選挙運動も活発です。まさに「一度も見たことのない選挙」、非対面選挙運動が主流です。

まず 与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補は「皆のための(weの)遊説」を核心コンセプトとして皆のための、皆を守る、皆が参加する、皆の国民統合遊説を目指します。

代表的なものとしては「ドライブイン遊説」があげられます。「ドライブイン遊説」とは、候補者は野外の遊説場に立ち、自動車に乗って集まった有権者の前で演説するという方式です。2020年のアメリカの大統領選挙でバイデン大統領がこの方式で遊説をしていました。

ソウル、釜山、忠清道の公園や自動車劇場などで、このドライブイン遊説が行われます。家族や友人らと共に参加する民主主義の祭りの場にするという趣旨です。

また環境に優しい選挙をテーマに選挙カーに初めて電気自動車も導入されます。そして選挙中もコロナ防疫は大切ということで、全国各地の状況をチェックする本部には医師出身の国会議員が副団長として待機し防疫状況をチェックしていきます。

アプリを通じた遊説も行います。与党の遊説団の名称は「ブルートゥス遊説団」です。このアプリでは候補者の位置がリアルタイムで確認できるそうです。

一方最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソンニョル)候補も非対面選挙運動を行います。ユン候補はSNSを通じて「トゥギャダー・キャンペーン」を行います。2022年2月22日22時、または数字2を連想させる写真をフェイスブックやカカオトーク、携帯電話の待ち受け画面に乗せる方式で、ユン候補の番号、2番を応援するという意味です。こういう形で国民の選挙運動への参加を促すキャンペーンです。

またユン候補の遊説も遊説アプリを通じて、スマートフォンでリアルタイムで見て、さらに参加もできます。また国民遊説員として一般の人々の応援演説も募集し、応募作の中から優秀なものはユーチューブでも紹介されます。「国民が育てるユン・ソニョル、未来を変える大統領」というスローガンを伝えるのが第1の目標だそうです。全国300台の遊説カーではユン候補のAIユン・ソニョルが地域公約を紹介していきます。

これまでの韓国の選挙と言えば、大統領候補が伝統市場を回ってそこで屋台のオデンを買って美味しそうに食べることで庶民的なイメージを高めるとか、候補ごとの選挙ソングを作り選挙スタッフがその音楽に合わせて歌って踊るなどという賑やかなお祭り雰囲気のものばかりでした。それが今回は一切アウトですから、まさに「一度も見たことのない選挙」の始まりです。

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