セウォル号惨事から10年、記憶と記録
2024-04-19
ニュースでもお伝えしましたが、イングランドのプロサッカーリーグ、プレミアリーグのトッテナムに所属するソン・フンミン選手がプレミアリーグ通算100ゴールを記録しました。アジア人選手としては初めての記録です。ソン・フンミン選手は2015年にトッテナムに入団し、2年目のシーズンにリーグ戦、14ゴールを記録、その後は毎年2桁ゴールを続け、去年は得点王にも輝きました。
今回の快挙を日本のメディアは34/4644(4644分の34)という数字で表しています。どういう意味かと言いますと、1992年に発足したプレミアリーグ。その30年の歴史の中で4644人の選手が活躍してきました。そしてその中で100ゴールを記録したのはわずか34人だと言う意味です。
その34人目になったソン選手、34人の中にはポルトガル代表でマンチェスター・ユナイテッドにいたロナウド選手も含まれています。またプレミアリーグでのアジア人選手のゴール数を見てみると、一位がソン・フンミン選手の100ゴール、二位が同じ韓国人の先輩、パク・チソン選手の19ゴール、3位がやはり韓国人のキ・ソンヨン選手の15ゴール、四位が日本の岡崎慎司選手の14ゴールです。
アジア人選手の中では一番の活躍をしているソン・フンミン選手、100ゴールを決めた直後のインタビューではこんなことを言っています。
「全てのアジア人選手、得に韓国の選手がこの快挙を見て自分たちもできると信じてくれたらいいな」
この言葉を聞いた韓国のメデイアは、野球の大谷選手がWBCで優勝した後に語ったこの言葉を思い出し引用しています。
「日本だけじゃなくて韓国や台湾も中国も、もっともっと野球を大好きになってもらえるように、その一歩として優勝できたことがよかった」
韓国人にも大谷選手のファンはたくさんいます。それで思わず大谷選手の言葉を思い出したのでしょう。アメリカとイギリスでアジア人離れした活躍をしている二人の選手の活躍を、同じアジア人として日本のファンも韓国のファンも、そしてサッカーファンも野球ファンも一緒に応援しましょう。
2024-04-19
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