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ライフスタイル

ユニークな猛暑対策

#ソウル・暮らしのおと l 2023-08-11

金曜ステーション

ⓒ YONHAP News
1)バス停を涼しく
韓国の各自治体では、バス停での暑さを避けるためのいろいろな取り組みがなされています。ソウル市や大邱市などのバス停では「クーリングフォグ」というものが設置されている所があります。「クーリングフォグ」はバス停のひさしから霧状の水が噴射されて、周囲の温度を下げるシステムです。ク・ヘインチーフも大邱に行かれたときにこのクーリングフォグのあるバス停を利用したそうですが、とっても涼しかったそうですよ!このクーリングフォグを設置する自治体もどんどん増えているようです。
また、慶尚北道の栄州市では、今月20日まで、利用客の多いバス停の待機室5カ所で冷たいミネラルウォーターを配るというサービスもはじめたそうです。こんなちょっとした気遣いも嬉しいですね。

ⓒ Getty Images Bank
2)チムジルバンに行く
韓国のどの地域にもあるチムジルバン(公衆風呂とサウナ)。 とくにおすすめは、炭を焚いて温めた窯の中にはいる「スッカマ(炭窯)」という韓国伝統のサウナです。このスッカマに入ってかく汗はサラっとして、お肌もつるつるになります。また、チムジルバンで欠かせないのはシッケというお米を発酵させたジュースです。よく冷えたシッケで喉をうるおして、冷房のきいた休憩所でごろごろのんびり。最高の過ごし方です。じつはアメリカでも先月、ワシントンポストのコラムで「暑さを凌ぐためにコリアン・スパ=チムジルバンに行く」という記事が紹介されたそうですよ。

ⓒ Getty Images Bank
3)避暑地で手軽なキャンプ
この夏、人々が推し寄せている話題の避暑地は、 江原道の大関嶺という場所。ここは 江陵市と平昌郡の間にある、海抜830メートルの峠なのですが、これまで観測上一度も熱帯夜になったことがないということ。8月の平均最低気温は16.5度。ここの車道の休憩所や駐車場は、夜、車を停めてキャンプするいわゆる「チャバク」の人たちであふれています。熱帯夜を都市を避けてここで涼しく寝ることだけを目的に来る人もいれば、キャンピングカーを据えて何日も寝泊まりしている人もいるそうです。

ⓒ Getty Images Bank
4)食べ物で暑さを吹き飛ばす
夏バテ防止のためのスタミナ食として、よく知られているのはサムゲタンやうなぎなど。ところで、日本ではあまり食べる機会がないかもしれませんが、韓国で滋養食として人気が高いのは、黒ヤギ(흑염소)なんです。えっ、ヤギをそんなに食べるの? とびっくりするかもしれませんが、たっぷりのニラと一緒に鍋で煮たり、ゆで肉をスライスしたスユクで食べたりもします。肉はあっさりして胃もたれしません。滋養強壮、疲労回復にとてもいいそうです。
また、つい冷たい飲み物をがぶ飲みしてしまいますが、それよりも体を冷やしてくれる食べ物をとるのがいいですよね。韓国ではよく食べる緑豆(녹두)は冷たい性質で、体の熱をとる代表格の食材です。おすすめは、かき氷の上に緑豆あずきをたっぷりかけた緑豆パッピンス。ひんやりして栄養もあるので一石二鳥です。

こんなふうに、韓国でのさまざまな猛暑対策をご紹介してみました。参考になるものはあったでしょうか? くれぐれも健康に、暑さを乗り切りましょう!

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