メニューへ 本文へ
Go Top

ライフスタイル

韓国人が「一番よく口にする」ことば

#ソウル・暮らしのおと l 2023-09-22

金曜ステーション

韓国の人たちが普段の会話でしょちゅう口にする、実に「韓国らしい」おもしろい言い回しがあります。そのうち3つをシチュエーションごとの会話で紹介します。

ⓒ Getty Images Bank
その1.トッポッキ屋さんで、辛めのトッポッキを注文するお客さんと店員さんの会話
客:「すいませーん、トッポッキひとつ、辛さプラス3でお願いします。…あ、でもこれ、どれくらい辛いですか?」
店の人:「신라면보다 조금 매워요」(辛ラーメンよりちょっと辛いですよ)

→ え、つまりどれくらい辛いの?…とツッコミたくなりますが、これで通じてしまうのが韓国。それだけ辛ラーメンが浸透していて、まさに「国民の味」となっているからでしょうか。実際の辛さの度合いは結局その人次第なのですが、なぜか納得してしまうという、韓国ならではの言い回しです。

ⓒ Getty Images Bank
その2.道でばったり会った元同僚どうしの会話
A:「あっ、ひさしぶり~!元気だった?」
B:「ほんと、久しぶりだね。どう?そっちは。忙しい?」
A:「まあ、ぼちぼちね…。あ、呼んでるからもう行かなきゃ」
B:「그래~ 나중에 밥 한번 먹자」(今度ご飯でも食べよう)

→ といっても、本当に「食事の約束をしよう」というわけではないんです。このニュアンスは、「じゃあね、またね」程度の軽いあいさつなのですが、なぜか必ず「나중에 밥 먹자 (今度ご飯でも)」と言うんです。韓国にはご飯にまつわるあいさつ言葉が本当に多いので、決まり文句のようなものでしょうね。これを真に受けて「じゃあ、いつご飯食べに行く?」なんて答えてしまうと、ちょっと引かれてしまうかもしれません。

ⓒ Getty Images Bank
その3.約束の時間になっても現れない友人との会話
A:「まったくもう、いつも遅れるんだから…。電話しなきゃ。……もしもし?ちょっと、いまどこ?」
B:「아~ 거의 다 왔어」(ほとんど来たよ)

→「ほとんど来た=もうすぐ着く」という意味。こう言われると、すぐ近くにいるのだろうと思いがちですが…これも真に受けるのは要注意。おそらく待たせている人としては、はやる気持ちから「あとちょっとで着くよ!」と言いたいのでしょうが、その範囲がかなりゆるいのも韓国風です。 「거의 다 왔어(ほとんど来たよ)」 という返事が返ってきたら、「ああ、あと5分から10分くらいは待つんだろうな」くらいに考えておきましょう。

ⓒ Getty Images Bank
番外編.「아근진=아 근데 진짜(ア クンデ チンチャ)」

→ 直訳すると「ああ、ところで、ホントに」というふうになりますが、実際は特に意味はありません。「いやあ、もう」「だからさあ」というような、会話の最初につける前置きの言葉のようなもの。いろんなケースで言いますが、とくにちょっと苛立っていたり、不満や愚痴を言いたいときに使うことが多いようです。これも本当によく使う言葉です。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >