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ライフスタイル

パンとはさみ

2015-12-14

パンとはさみ
韓国に来て焼肉を食べに行くと、骨付きカルビ、オバサンが料理用のはさみを使い 骨についた肉を上手にはがして切り分けてくれます。それ以外でも韓国では食堂ではさみが登場することがよくあります。今日はパンとはさみの話です。
それでは今日もまずは留学生の山田くんとお友達の金さんとの会話からです。

金さん  山田くん、お腹がすいたから大学の前のパン屋さんにパンでも食べに行かない?
山田くん いいですね。僕もちょうど何か食べたいと思ってましたよ。
金さん  山田くん、お店で食べていきましょう。テーブルもあるし、コーヒーも
     あるみたいだから。
     どのパンにする? 
山田くん ボクはアンパンとサラダパンがあればお願いします。
金さん  パンは切ってもらう?
山田くん 切るんですか? バケットや食パンじゃなくて、アンパンとサラダパン
     ですよ。
金さん  韓国ではアンパンでもサラダパンでも何でもはさみで食べやすい大きさに切ってくれるのよ。そしてそれをフォークで刺して食べるの

昔、梨花女子大の前にグリーンハウスという有名なパン屋さんがありました。お店にいくといつも大勢の女子大生がテーブルに座ってアンパンやサラダパンなどのパンを食べていました。

彼女たちの前のテーブルにはお皿の上に切ったパンがのり、それを皆、手にしたフォークで刺して食べていました。初めてその光景を見たとき、非常にびっくりした記憶があります。手で持って食べればいいアンパンをなぜ、フォークで刺して食べるの、なぜそのアンパンをお店の人にハサミで切ってもらうの。本当に不思議でした。

何年か後に、ようやく気づいたのですが、韓国人というのはじかに手に持って食べるというのはとても行儀の悪い、昔なら乞食がしていたことだという感覚があるようです。そして大きな口をあけてガブッというのもお行儀が悪いので、なるべく小さく切ってもらおうというのです。

現在でもどこのパン屋さんでも少し大きなパンに関しては、それが食パンやバケットでなくても全部、切ってくれます。職場のお昼休みに皆で食べるのだからと、食べやすいようにとアンパンでもクリームパンでも何でも切ってもらっている人を見たことがあります。

ということで韓国マナー、韓国ではパンを買う際に頼めばどんなパンでもハサミで食べやすい大きさに切り分けてくれます。これは町のパン屋さんでも、デパートの中の高級なパン屋さんでも同じことです。またお店でパンを食べる際にはフォークがでてきてフォークで刺して食べるのが韓国式です。

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