韓国と日本で同じような料理でも食べ方が違うものがたくさんあります。刺身もその一つです。日本ならわさびに醤油というのが一般的ですよね。でも韓国では違います。それではまずは今日も留学生の山田くんとお友達の金さんとの会話からです。
金さん　　山田くん、昨日のサークルの新年会はどうでしたか？　先輩たちも大勢きたそうですね。
山田君　　ええ、久しぶりにマグロのお刺身をいっぱい食べました。
金さん　　それは良かったですね
山田君　　でも日本とは違う食べ方にびっくりしました。
金さん　　チョコチュジャン、唐辛子の酢味噌ですか？
山田君　　そこまではボクも知ってたんですが、昨日はごま油に海苔で本当に驚きました。
韓国でたとえば水産市場に行き、一番ポピュラーなヒラメを買って刺身で食べるとします。テーブルの上には醤油とわさびが置いてあります。そしてその隣にチョコチュジャンと呼ばれる唐辛子の酢味噌も置いてあります。ヒラメのような白身の魚はこのどちらかで食べるのが一般的です。特に韓国人は唐辛子の酢味噌で食べるのが好きです。　
またサムチュなどで包んで食べるときには刺身のほかに生ニンニクをスライスしたもの、また釜山などでは味噌なども少しいれて包んで食べるそうです。
そして最近流行しているマグロの専門店、韓国ではマグロはほとんどが冷凍物です。そのマグロを食べるときにはゴマ油に塩をいれたものにつけて、さらにそれを海苔のに包んで食べるのが普通です。マグロの刺身を食べに行ったり、あるいは魚屋さんで買ってくると、なぜか味付け海苔をつけてくれます。これ、なぜかと言うと、刺身を包んで食べるのに使うからです。
ということで韓国マナー、韓国で刺身を食べるときにはわさびに醤油でもたべますが、それ以外にも唐辛子の酢味噌、あるいはマグロはゴマ油と海苔で食べたりもします。ですから、韓国でお刺身を食べるときには周りの人がどんな食べ方をしているか、よく確かめてから食べることをお勧めします。韓国式の刺身の食べ方をぜひ体験してみてください。