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ライフスタイル

気争い-改札口

2016-10-03

気争い-改札口
韓国語には기싸움、気争いという言葉があります。日本でも剣道などではこの気争いで向かい合って対峙するなんていう場面があるようですね。この気争い、私は毎日、地下鉄の改札でしています。いったい何なんでしょう。それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんの会話からです。
金さん  山田君、早く早く、授業に遅刻しちゃうわよ
山田君  どうも僕はあの改札が苦手で。いつも負けちゃうんですよ。
金さん  改札で負ける? どうして
山田君  9号線の改札、両方とも青になっていると先に入った人が勝つじゃない     ですか。僕はいつも相手の気迫に押されて出遅れるんです。

何の話かといいますと、韓国の地下鉄の一部の改札は入口と出口が決まっていない双方向の改札口があります。入口専用、出口専用の改札になっていれば流れは一方通行ですから、前の人の後について入っていけばよいことになります。
しかしそうではなくて双方向、どちらから入っても良い場合は、先にタッチした人が通れるようになります。朝のラッシュアワー、皆急いでいるときなど、双方から接近してきて先にタッチした人はそのまま通れますが、遅れたほうは相手が通り終わった後に通ることになり、連続して人が入ってくれば他の改札に行くほかありません。
この瞬時の勝負、本当に気争いだと毎朝感じています。向こうから迫ってくる相手の気迫で思わずよけて他の改札に向かうこともよくあります。
ということで韓国マナー、韓国の地下鉄の自動改札の中には双方向のものがあります。その場合、先にタッチした人が通れます。早く、正確に自動改札にタッチすることも大切ですが、その前に気争いで負けないようにしましょう。

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