行楽のシーズンです。運動会のシーズンです。欠かせないのがお弁当でしょう。そこで今週は韓国の運動会のお弁当についてご紹介します。それでは今日も、まずは留学生の山田君とお友達の金さんとの会話からです。
金さん　　週末は郊外のグラウンドで学部対抗の運動会があるから、山田君も必ず　　　　　出席してね
山田君　　はい分かりました。それでお弁当とか、食べ物は出るんですか？
金さん　　私が山田君の分も作っていくから安心して。
山田君　　まさかコンビニ弁当二人分というのじゃありませんよね。
金さん　　うちの母のお手製のキムパブ、海苔巻き、それとユブチョパブ、いなり寿司だから。美味しいわよ。何せこれが韓国の運動会のお弁当の定番ですからね
私も子供たちが小さいときには遠足や運動会の際には必ず朝早起きして、キムパブ、海苔巻きを巻いていました。街で売っているものと同様ですが、それでもそれぞれ家ごとに中身の具に少しずつ違いがあるようです。
ただ卵とタクワンが必ず入るのが面白いところで、そのほか、牛肉、ハム、ツナ、チーズ、ほうれん草、ごぼうなどが入ります。
日本の太巻きと違うところは最後に必ずごま油を塗ること、そして寿司飯にしないのも違うところでしょう。
また最近は海苔巻き以外に、いなり寿司もお弁当の定番メニューになりつつあります。スーパーでも手軽にできる材料のセットが売られています。しかしこれも日本のものとは若干違います。一番大きな違いは韓国ではいなり寿司、三角のものが多いことです。
スーパーで売っているいなり寿司の材料セットでも油揚げは四角ではなく、三角になっています。ですから、油揚げの量もすくなく、いなり寿司自体の大きさも小さくなります。
ということで韓国マナー、韓国でも遠足や運動会には海苔巻きといなり寿司をお弁当に持って行きます。遠足や運動会の定番弁当、それは海苔巻きといなり寿司です。