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ライフスタイル

新正月と旧正月

2017-01-02

新正月と旧正月
日本では元旦がお正月ですが、韓国や中国では旧正月がお正月です。でも最近の韓国では選んでする家庭もでてきました。何を選ぶのでしょう。それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんとの会話からです。

山田君  金さん、李教授のお宅に新年の挨拶に伺うのは、毎年旧正月でしたよね。
金さん  そう去年までは旧正月だったんだけど、李教授、今年は新正月にしたから、来るなら今週末にでもゆっくり来いとおっしゃってたわ。
山田君  えっ、今年は旧正月に行かないんですか。
金さん  そう、どうも李教授、お嬢さんと奥様に迫られて旧正月には海外旅行をするので、新正月にすることにしたらしいわよ。
山田君  正月をそんな自分の都合で新にしたり、旧にしたりするんですか?

韓国ではもともとは旧正月でしていましたが、日本の植民地時代、あるいはそのあともしばらくの間は新正月をしていました。それが1989年から現在のように新正月は1日だけ休み、旧正月は3連休という体制がとられるようになりました。
20年くらい前、うちの子供たちがまだ小さかった頃は新正月と旧正月、夫の実家には旧正月に行くので、実家には新正月に行くなどというように、妻の実家と夫の実家に行くためにわざわざ別にするという人がいました。
それが最近は海外旅行をするために、遊びに行くためにどちらの正月をするかを決めるという人が多く見られます。私の知合いにも「息子から旧正月の連休には海外旅行に行きたいので新正月にしてくれと言われて、今年から新正月にすることにした」というお母さんがいました。
お正月というのは、家族が集まると言う意味のほかに、韓国ではご先祖様に新年の報告をする茶礼という行事と墓参りも含まれます。さらに家族間の新年の挨拶、歳拝(セベ)も行います。
そのような行事を行うのを辞めるわけにはいかないが、でも選択ができるのなら新正月で済ませて、連休の長い旧正月にはのんびりと休みたいというのが最近の韓国人の考え方のようです。
ですから年末、「おたくは新ですから、それとも旧ですか?」なんていう会話を結構耳にしました。決まっているわけではないということです。
もちろんまだまだ旧正月は田舎に帰省しますという人が多いのも事実ですが、それにしても旧正月はレジャーにという人が増えているのも事実のようです。
と言うことで韓国マナー、最近の韓国ではお正月を新正月でやるか旧正月でやるか、個人の事情や好みでどちらの正月にするかを決めている人が多いようです。

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