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ライフスタイル

図書館

2017-02-20

図書館
韓国にも日本と同じように図書館がありますが、その利用の仕方、日本とは少し違うようです。日本は本や雑誌などを見たり、借りたりしに図書館に行きますが、韓国の学生たちは図書館に勉強に行きます。それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんとの会話からです。
山田君 金さん、韓国の大学生は本当によく勉強しますね。
金さん どうしたんですか。急に。
山田君 週末にソウル大学の友人に会いに寄宿舎に行ったんですが、夜、11時過ぎに大学の図書館の前を通ったらまだこうこうと灯かりがついていて、学生たちが勉強していたんです。
金さん ソウル大学の図書館はたしか一部、24時間開いているそうですよ。
山田君 24時間!

知り合いのお母さん、息子さんがソウル大学に通っていて試験の前になると大学の図書館で徹夜をするので、着替えを届けたと言ってました。ソウル大学には本館と新館2つの図書館がありますが、本館の一部の閲覧室は24時間オープンで、新館のほうも朝の9時から夜の11時まで開いています。それで試験前になると特に夜遅くまで大勢の学生たちが勉強しているそうです。
そしてこのように朝早くから夜遅くまで図書館が開いているというのは、大学だけのことではありません。受験高では高校2,3年になると成績の優秀な子は夜遅くまで図書館で自習することができます。高校の図書館は席にも限りがあるので希望者の中から選ばれます。授業が始まる朝の6時頃に登校し、授業が始まる前まで、そして授業が終わればまた夜11時まで勉強ということになります。高校の場合はその間、担当の先生が一緒にいます。
韓国の学生たちにとって図書館というのは本を借りるというよりも、レポートを書いたり、試験勉強をしたりする勉強部屋のようなものです。ですから、大衆浴場で洗い場の場所取りをするように図書館でも場所取りはおきます。友達同士、早く着いた人が友人の分まで席取りをするのは、今も昔も変わらない韓国の図書館の風景です。最近ではスタバーのようなコーヒーショップでレポートを書いている学生の姿も見かけますが、大学の図書館は今でも人気です。
ということで韓国マナー、韓国の図書館は本を借りるよりも勉強の場として使用されることが多く、大学の中には24時間オープンのところもあります。

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