野菜を生で食べると言うのは健康的で良いですよね。これからの季節、春野菜の美味しい季節です。しかし韓国人が野菜を生で食べるというのは、サラダにしたりするのではなく、本当に生で食べるのです。それも日本ではまさかと思うようなものまで生でぽりぽりかじったりします。どんな野菜があるのでしょう。
それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんとの会話からです。

山田君 金さん、韓国人は本当に生で食べるのが好きですね
金さん どうしたのいまさら。いつも中華料理店で出てくる生のたまねぎ山田君も美味しいって食べてるじゃない。
山田君 そうですよね。たまねぎや生栗までは知ってたんですが、昨日は市場でオバサンにサツマイモを生で食べてみろと薦められてびっくりしました。
金さん 韓国ではよく市場でおばさんたち、試食させてくれるよね。サツマイモ食べたんだ。ごぼうやマツタケも生で食べますよ。
山田君 ごぼうにマツタケ！

韓国で食べる代表的な生で食べるものとしては、中華料理店のタクワンと一緒に出てくるたまねぎ。そして大根はお母さんたちがキムチを漬けながら、生の大根をもぐもぐ食べて、この大根は美味しいとか、美味しくないとか、まるで果物の梨でも食べているような感じで話しているのをよく見かけます。
また市場などに行くと試食用としてサツマイモやごぼうなども、その場で切って食べさせてくれますし、中にはダイエットとして生のサツマイモを食べる人もいます。
生栗の皮を剥いて食べるのは、祭祀のお供え物として使うからで、お供えとして使った後には皆でむしゃむしゃ、こりこり食べます。美味しいですよ。そして季節のマツタケもそのまま生でごま油だけちょっとつけて食べるのが韓国式です。
ニンジンやきゅうりなどをスティック状態にしてビールのおつまみにするのとはちょっと違う、韓国的な食べ方です。
ということで韓国マナー、韓国では野菜をそのまま生で食べることがあります。大根やサツマイモ、栗など日本ではあまり生では食べないものもありますが、食べてみると野菜本来のおいしさが感じられます。