顕忠日のある6月なので今月は軍隊と関係した話をしていますが、今日は韓国の安保の要でもあり、外国人にとっては一番行きたい観光地だと言われる 板門店とＤＭＺ観光についてです。それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんとの会話からです。

山田君　　金さん、今度の日曜日に日本から友人が来るので一緒に板門店観光に　行こうと思うのですが、金さんも一緒に行きませんか？
金さん　　私も行きたいのはやまやまですが、残念ながら韓国人と外国人は板門店は一緒には行けないんです。
山田君　　一緒に行けない？
金さん　　山田君は旅行社のツアーで行くんですよね。そのツアーは外国人だけを対象にしたものなんです。

それでは韓国人は板門店観光には行けないのかというとそうではありません。でも外国人が行くよりもはるかに面倒な手続きが必要です。どんな手続きが必要かというと、
まず一般の韓国人が観光で訪れようとするなら、その申し込み先は国家情報院となります。そして住所地の管轄警察署長の訪問人員に対する身元保証が必要です。
そして見学時間は1日に9時45分、13時15分、15時15分の3回で、その中から希望の時間を申請書に書き込みます。
また見学時にはジーパン、作業服、半ズボン、および露出が多い服装は禁止、飲酒と酒類の携帯も禁止です。見学の所要時間は90分です。
外国人の場合は旅行社を通じて申し込めばオーケーですが、韓国人は国家情報院を通じて個人ではなく団体で申し込むことになります。
むしろＤＭＺ観光のほうが簡単かもしれません。それにこちらは外国人のお友達と韓国人が一緒に行くこともできます。 ＤＭＺ観光、いろいろな方法がありますが京義線のトラサン駅まで行くと、そこからＤＭＺツアーバスが出ておりこれに乗れば２時間コースで観光ができるようです。
第３トンネルと呼ばれる北韓側から掘ったトンネルなどを観光します。
ということで韓国マナー、韓国の中で外国人に一番人気のある観光地だと言われる板門店とＤＭＺ、しかし板門店は韓国人のお友達と一緒に行くことはできません。外国人ツアーと韓国人ツアーは窓口が別だからです。でもＤＭＺは一緒に行くことができます。