韓国と日本の関係改善が進むなか、文化交流イベント「日韓交流おまつり in ソウル」が22日に開かれ、大勢の人でにぎわいました。
会場では、韓日の子どもたちによる合唱や伝統舞踊などが披露されたほか、日本の観光名所や特産品を紹介する自治体のブースに加え、茶道や着物の着付けなどの日本文化を体験できるコーナーも設けられ、人気を集めていました。
日韓交流おまつりは、国交正常化40年を記念して2005年に始まり、ことしで19回目となります。
両国関係が悪化していた時期も毎年開催されてきましたが、ことしは関係改善が進むなか、「共に描く未来」をテーマに開催され、江南(カンナム)にある大型複合施設、COEXの会場は多くの来場者でにぎわいました。
開会式には、文化体育観光部の柳仁村(ユ・インチョン)長官や外交部の呉ヨンジュ(オ・ヨンジュ) 第2次官、日本の堀井外務副大臣や日韓親善協会中央会会長の河村元官房長官らが出席しました。
柳長官は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が両国関係の発展の根幹は人的交流だと強調していることに触れながら、「文化芸術、観光、スポーツの分野で、より活発な交流の場を設けたい」と祝辞を述べました。
このイベントは、2009年からは東京でも開かれていて、ことしは先月30日から2日間開催されました。