今月、外交部のトップに就任した趙兌烈(チョ・テヨル)長官は、日本の上川外務大臣と電話で会談し、両国関係の改善の流れを強化するため、協力していくことで一致しました。
電話会談は23日午後5時半すぎから30分余り行われました。
このなかで、両外相は、去年行われた7回の首脳会談など緊密な意思疎通によって韓日関係が正常化されたとの認識を確認し、今後も関係改善の流れを強化するため、外相間の信頼に基づき協力を続けていくことで一致しました。
また、北韓が好戦的な言動と挑発で域内の緊張を高めていることや、ロシアとの軍事協力を続けていることについて懸念を示すとともに、韓日両国やアメリカを含めた3か国で一層緊密に連携していくことで一致しました。
さらに、厳しい国際情勢の中で、様々な懸案において、韓日の協力の必要性が増しているとの認識で一致し、国連など国際会議の場で協力していくことを確認しました。
上川外務大臣は、趙長官の就任に祝意を示し、能登半島地震の被災地の復興に向けた韓国の人道支援に対し、感謝の意を伝えました。
今月10日に外交部長官として任命された趙氏は、翌日の11日にアメリカのブリンケン国務長官と電話で会談していて、中国の王毅外相など、主要国の外相との電話会談も調整中だということです。