韓国の東南部にある慶尚北道（キョンサンブクド）と広島県が、教育や文化など様々な分野で交流の拡大を図っていくとした「友好交流意向書」を交換しました。
 
慶尚北道の李チョル雨（イ・チョルウ）知事は29日、広島県庁を訪問し、湯崎知事と会談し、「両地域の交流発展の先頭に立ちたい」と述べました。
 
このあと、両知事は、教育や文化、観光など様々な分野で交流の拡大を図っていく意向を示した「友好交流意向書」に署名しました。
 
慶尚北道と広島県は、ジュニア国際フォーラムや青少年派遣事業などを通じて交流を続けてきました。
 
今後も、教育や青少年、文化、観光、経済などの様々な分野で交流を深める方針です。
 
また、双方は、議会の承認を得て、姉妹都市提携を結ぶ予定です。
 
慶尚北道は、1989年に島根県と姉妹都市提携を締結しましたが、島根県が「竹島の日」を制定したことを受けて2005年に破棄していて、その後は、日本の自治体との交流提携は結んでいませんでした。
 
李知事は、「韓日の地方政府間の友好交流の拡大だけでなく、日本からの観光客誘致にも力を入れていく」と話しています。