核弾頭を搭載する、アメリカ最大のオハイオ級原子力潜水艦が韓国を訪れると、29日、アメリカ国防総省が明らかにしました。
国防総省の報道官は29日、定例会見で、「オハイオ級原子力潜水艦がいつ韓国を訪れ、寄港期間はどれほどか」という質問に対して、「未来の展開やその日程についてはコメントできない。ただ、私が承知しているのは、未来のある時点に、核能力を持つアメリカのオハイオ級原子力潜水艦が寄港のため韓国を訪れるということだ」と話しました。
この報道官は、「潜水艦が核弾頭を搭載して韓国を訪れるのか」という質問に対しては、「核能力を備えた潜水艦だ」と答えました。
アメリカの経済紙「ウォールストリートジャーナル」は、「核弾頭を搭載した最大規模の潜水艦であるオハイオ級原子力潜水艦を40年ぶりに韓国に派遣する」と6月27日に報じています。
オハイオ級原潜は、水中排水量1万7,000トン、長期間の連続潜航が可能で、数か月連続で任務を果たすこともできる、アメリカ海軍最強の戦力とされます。
しかし、ウォールストリートジャーナルも、潜水艦が寄港する時期については「公開されていない」としています。
国防総省の報道官は、「衝突の可能性を防ぐため、域内の同盟やパートナーとの協力を続ける」と改めて強調しています。