7日、東海上空で夜間飛行訓練中の韓国空軍のF-15戦闘機1機が墜落し乗っていた2人が死亡した事故の原因が、エンジンの欠陥によるものであったことが判明した場合、一次的な賠償責任は、戦闘機メーカーのアメリカ・ボーイング社ではなく、エンジン導入会社の韓国の会社にあることが分かりました。
軍関係者が11日明らかにしたところによりますと、「2008年までに韓国が購入することになっているF-15K戦闘機40機のエンジンは、GE= ゼネラル・エレクトリック社が製造したもので、これを韓国の防衛産業会社が購入してボーイング社に渡す方法で契約を結んだので、エンジンの欠陥による事故責任の主体は、エンジンを導入した韓国の会社になる」ということです。
このためF-15K戦闘機墜落がエンジンの欠陥が原因と最終判断された場合、メーカーのボーイング社と事実上のエンジン製造会社のGEは、1次的な賠償責任から逃れることになるということです。