中央防疫対策本部の権埈郁(クォン・ジュヌク)副本部長は24日、国内で開発中の抗体治療薬について、「国内の患者から分離した6つの遺伝子型すべてに対して、防御能力などの効果が確認された」と明らかにしました。
今回の研究結果は、細胞実験で確認したもので、感染者を対象に行ったものでないということです。
新型コロナウイルスは遺伝子配列の変異によって複数のグループに分けられますが、国内の患者の検体から分離した新型コロナウイルスの遺伝子型はS、L、V、G、GH、GRの6つとなっています。
韓国では、5月はじめにソウル市梨泰院(イテウォン)のクラブで集団感染が発生して以降、主にGHグループが発見されているということです。
一方、防疫当局は23日午後4時の時点で、全国63の病院で新型コロナウイルスの感染者671人に抗ウイルス薬「レムデシビル」を投与したと明らかにしました。