韓国のことし7月から9月期の家計負債が1682兆1000億ウォンと、これまででもっとも多くなったことがわかりました。
韓国銀行によりますと、ことし7月から9月期の家計負債残高は、前の四半期に比べて2.7%、44兆9000億ウォン増え、1682兆1000億ウォンと、統計を取り始めた2002年以来もっとも多くなったということです。
増加幅44兆9000億ウォンは、2016年10月から12月期に次いで2番目に大きい増加幅となりました。
なかでも、ことし7月から9月期の信用貸付など家計への貸付は、前の四半期に比べて22兆ウォン以上増え、増加幅としてはこれまででもっとも大きくなりました。
これについて韓国銀行の関係者は、「この期間には、住宅の売買や賃貸の契約が前の四半期より大きく増えたため、住宅資金としての貸付需要が多かった。また株式への投資のための貸付も多かった。そこに、新型コロナによる生活資金の需要まで重なり、過去最高の負債額となった」と説明しています。