国連軍司令部は15日、 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休止となっていた板門店（パンムンジョム）の JSA＝共同警備区域の見学を、今月20日、およそ４か月ぶりに再開すると発表しました。
JSA の見学は、政府の感染防止対策「社会的距離の確保」のレベルが2.5段階に引き上げられたことから、去年12月18日以降休止となっていました。
今回の措置は、韓国政府が、「社会的距離の確保」のレベルを現行のレベル２に据え置くことを決めたことから、韓国駐留アメリカ軍の首都圏保健防護レベルが調整されたことが背景にあります。
国連軍司令部は、見学１回につき、参加者の上限を従来の40人から20人に減らすなど、 新型コロナウイルスの感染拡大防止に努める方針で、「韓国の新型コロナの感染状況を注視し、JSA見学に来る板門店訪問客全員の健康と安全のために、あらゆる予防措置を取る考えだ」と述べました。