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文化

慶州の遺跡で身長180センチの三国時代の人骨発掘 

Write: 2021-07-16 01:51:21Update: 2021-09-01 15:47:14

新羅時代の古墳が密集する慶尚北道(キョンサンブクト)慶州(キョンジュ)の塔洞(タプドン)遺跡で、身長が180センチに達する男性の人骨が発見されました。
およそ1500年前の三国時代のものと推定されるこの人骨は、棺に押し込まれたような姿勢で見つかり、保存状態は非常に良いということです。
この人骨の身長は、当初175センチと測定されましたが、あごや胸が縮んだ状態だったことを踏まえ、韓国文化財財団は、この人骨の実際の身長は180センチに達すると分析しています。三国時代の古墳から発見される男性の人骨の平均身長は165センチで、今回はこれまでに発見された三国時代の人骨のなかで最も高い身長となっています。
もう一つの特徴は脊椎が変形していることで、調査団は、人骨を埋葬する際に変形したか、また、生前に椎間板ヘルニアを患っていた可能性があると分析しています。一方、生前の職業などを推定できる遺物は発見されませんでした。
国立慶州文化財研究所の関係者は、保存状態が良好な長身の人骨が発掘されたることは、滅多になく喜ばしいことであるとしたうえで、「古人骨は、昔の人の遺伝的・生物学的特徴や生活環境などを推測できる重要な資料だ。しかし文化財として保護する関連制度が整備されていない」として、古人骨を文化財として位置付ける法律作りが必要であると呼びかけました。
今回の調査では、5世紀から6世紀の墓24基と、人骨12体が発見されましたが、人骨の場合、180センチの人骨を除いては保存状態はよくなかったということです。

★2021年9月1日修正

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