夏休みシーズンを迎え､人の移動が増えるなか、19日からは、感染防止対策の一環として首都圏で実施されてきた5人以上の集まり禁止措置が、首都圏以外にも拡大され、全国で実施されることになりました。 
江原道（カンウォンド）江陵（カンヌン）市は19日から、政府の感染防止対策「社会的距離の確保」のレベルをこれまでの第3段階から首都圏と同じ第4段階に引き上げました。
済州道（チェジュド）は、第2段階から第3段階に引き上げました。
こうした社会的距離の確保のレベルとは関係なく、全国で5人以上の集まりは禁止となります。
一方、新型コロナウイルスの感染者は19日までに、新たに1252人が確認され、週明けの新たな感染者数としては、これまででもっとも多くなりました。
1日の新たな感染者数1252人のうち、国内での感染は1208人で、残りの44人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル413人、京畿道（キョンギド）336人、仁川（インチョン）62人と首都圏で全体の67.1％の811人でした。
首都圏以外では397人が確認され、全体に占める割合32.9%は、これまででもっとも高くなりました。
新型コロナワクチンの1回目の接種を済ませた人は、19日までに総人口の31.4%にあたる1613万3084人になり、接種を完了した人は、12.8％にあたる656万5472人になりました。
19日からは、50代を対象とするモデルナ製ワクチン接種の事前予約が段階的に始まり、24日まで受け付けます。
また高校3年生と高校の教職員など63万人あまりを対象とするファイザー製ワクチンの接種も19日から始まりました。
青少年を対象とする新型コロナワクチンの接種が行われるのはこれが初めてで、保健当局は、接種する前に健康状態をよく確認し、接種後も体調の変化を注意深く観察するよう呼びかけています。