盧泰愚(ノ・テウ)元大統領が亡くなりました。
第13代大統領の 盧泰愚氏は最近、持病が悪化し、入院して治療を受けていましたが、回復せず、26日午後、亡くなりました。89歳でした。
盧泰愚氏は1932年大邱市で生まれ、陸軍士官学校では全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領と同期にあたり、1979年12月12日に軍事クーデターを起こしました。
全斗煥政権では政務第二長官を経て体育部長官、内務部長官を経て、第12代国会議員を歴任しました。
その後1987年に、1971年の大統領選挙以来、16年ぶりに行われた民主選挙で当選し、第13代大統領に就任しました。
大統領退任後は、軍事クーデターを主導したことや光州民主化運動の武力鎮圧、そして政治資金隠匿などの疑いで全斗煥元大統領とともに拘置所に収監され、およそ2600億ウォンあまりの追徴金を言い渡されました。