中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は1日午前0時までに新たに4万4689人が確認されました。 
このうち、国内での感染は4万4253人で、残りの436人は海外からの入国者でした。
新たな感染者数は、先月に入り、前週比でおよそ2倍増加する状況が続きましたが、先週半ばごろから増加ペースがやや鈍化しています。
重症患者は3人増えて287人で、75日ぶりの多さとなっています。
亡くなった人は21人増えて、累積で2万5026人になりました。
この1週間の間に報告された死者の97％は50歳以上で、このうち3分の1が、ワクチンを一度も接種していない人または1回だけ接種した人となっています。
韓国では1日から、50代を対象にした4回目のワクチン接種が始まりました。
4回目のワクチン接種まで終えた人の割合は60歳以上で37.4％、50代は4.4％にとどまっています。
防疫当局は、ワクチン接種が重症化を予防できるとして、積極的な接種をよびかけています。
また、1日からは、60歳以上の在宅療養者のうち、重症化のリスクが高いハイリスク群の人に1日1回、電話で健康状態を確認していた集中管理群制度が廃止され、ハイリスク群も呼吸器患者診療センターまたはワンストップ診療機関を訪問して診療と処方を受けなければなりません。
政府は、患者の状態を正確に確認するための措置だと説明しています。
また、これまでは、症状がない人が迅速抗原検査を受ける場合、検査費を自己負担で支払わなければなりませんでしたが、2日からは感染者と接触した人は症状がなくても無料で検査を受けることができます。
ただ、診察料は自己負担となります。