メニューへ 本文へ
Go Top

サイエンス

トルコ大地震 韓国地下水の水位にも影響

Write: 2023-02-15 10:50:28Update: 2023-02-15 10:55:14

トルコ大地震 韓国地下水の水位にも影響

Photo : YONHAP News

トルコ南東部で今月6日に発生した大地震が、トルコから7400キロメートル離れた韓国の地盤と地下水の水位にも影響を及ぼしたことがわかりました。 
 
韓国地質資源研究院によりますと、韓国国内にある11の地下水観測所のうち、慶尚北道(キョンサンブクト)聞慶(ムンギョン)と江原道(カンウォンド)江陵(カンヌン)の2か所で、水位の変化が観測されたということです。最初の地震発生から11分で地震波が検知され、その後30分あまりの間、地下水の水位が持続的に変化したということです。
 
マグニチュード7.8の本震で、聞慶の水位は7センチ、江陵は3センチ上昇し、マグニチュード7.5の余震では、聞慶の水位が3センチ低下しました。
 
韓国国内の地下水の水位は、マグニチュード9.0を記録した2011年の東日本大震災の際には、観測地点によって最大2メートル変化したほか、マグニチュード8.1を記録した2021年のニュージーランドでの大地震では、およそ2.3センチ変化しました。
 
研究チームによりますと、大地震が発生すると、数千キロ離れた場所でも地殻の揺れと地下水の急激な流出入が発生するということで、地下水が流入する危険性が高い場所に建物を建設する際は、十分な対策が必要だと指摘しました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >