ことし3月の全国の平均気温が、この51年間で最も高かったことがわかりました。 
 
気象庁によりますと、先月の全国の平均気温は9.4度で、３月の平均気温としては、気象観測設備が全国に整備された1973年以降では最も高かったということです。
 
先月の平均気温は、平年より3.3度高く、これまで最高だったおととしの３月に比べても0.7度高くなっています。
 
これは、平年に比べて大陸高気圧の勢力が弱く、移動性高気圧の影響を多く受けたため、晴天が続き、暖かい風が吹いたためだということです。
 
先月の日照時間は237.7時間で、平年より34.6時間長く、これまでで５番目に長くなっています。
 
暖かさの影響で、桜の開花は、南東部の釜山（プサン）や中部の大田（テジョン）では観測が始まって以来最も早くなりました。ソウルや南西部の全州（チョンジュ）では、過去2番目に早くなっています。
 
移動性高気圧の影響を多く受けるなか、低気圧は3月の上旬には主に韓国の北、中旬と下旬には南を通過し、先月の全国の降水量は28.7ミリで、平年のおよそ半分にとどまっています。