次世代自動車へのシフトを推し進めるため、政府と自動車業界が共同で、自動車の部品産業に14兆ウォンを超える資金を投じることになりました。 
 
産業通商資源部は23日、自動車部品の産業戦略に関する会議を開き、次世代自動車へのシフトや次世代自動車の輸出に対する支援策を発表しました。
 
それによりますと、部品業界を支援する3つの柱として、▲14兆3000億ウォンの支援とビジネスの確保、▲コア技術の確保や専門人材の養成および次世代自動車特別法の制定、▲自動車部品の輸出拡大を掲げました。
 
この支援策に沿って、現代（ヒョンデ）、起亜（キア）、韓国GM、ルノー・コリア、KGモビリティーの国内の自動車メーカー5社は、政府の関連機関とともに、部品メーカーに対する資金の流動性を確保することや共同技術開発など部品業界との協力を強化すること盛り込んだ覚書を締結しました。
 
部品メーカーへの支援を行うことで、2030年までに国内の電気自動車の生産規模を5倍に拡大する一方、アメリカとEU＝ヨーロッパ連合の2大主力市場や中東、日本、中国、ASEAN=東南アジア諸国連合などの有望な市場に対する、輸出拡大を図る計画です。
 
韓国の自動車産業は、ことし3月に月ベースの国内の生産台数が6年ぶりに40万台を突破し、1月から4月までの自動車と部品の輸出額が過去最高の309億ドルを達成するなど、好調をみせています。