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政治

中ロの軍用機が韓国防空識別圏に進入 韓国軍は戦闘機投入

Write: 2023-06-07 10:07:07Update: 2023-06-07 16:22:24

中ロの軍用機が韓国防空識別圏に進入 韓国軍は戦闘機投入

Photo : KBS News

中国とロシアの軍用機が6日、韓国の防空識別圏に進入していたことがわかりました。 
 
合同参謀本部によりますと、6日午前11時52分から午後1時49分にかけて、中国とロシアの軍用機それぞれ4機が、韓半島の南と東の海上の韓国防空識別圏に進入したあと離脱したということです。領空の侵犯はなかったということです。
 
中国とロシアの軍用機が防空識別圏に進入してから完全に離脱するまでにおよそ2時間かかっていますが、途中で離脱や再進入した区間もあるため、実際に防空識別圏に入っていた時間は1時間未満だということです。
 
合同参謀本部によりますと、軍当局は中国とロシアの軍用機が防空識別圏に進入する前から接近を把握し、空軍の戦闘機を投入して非常事態に備えました。
 
防空識別圏は領空への侵入を防ぐために設定された空域で、主権が及ぶ領空とは異なりますが、軍用機が他の国の防空識別圏に入る際は、事前に通知するのが国際的な慣例となっています。
 
これまで中国とロシアは、合同のパトロールや軍事演習などを理由に韓国の防空識別圏に軍用機を侵入させたことが何度もあり、直近では去年5月と11月に両国の軍用機が防空識別圏に進入しました。
 
中国単独では、ことし1月に中国の軍用機2機が済州島の南の岩礁、離於島(イオド)南西に進入しました。
 
合同参謀本部は、今回、防空識別圏に進入した中国とロシアの軍用機の機種は公開しませんでしたが、爆撃機を含む中国とロシアの軍用機は、去年とほぼ同じルートで進入し離脱したということです。
 
また、投入された韓国空軍の戦闘機も公開されませんでしたが、去年と同じく「F-15K」とみられています。
 
一方、中国は韓国軍の警告を受け、ホットラインを通じて通常訓練だと明らかにしましたが、ロシアからは反応がなかったということです。

韓国政府は7日、外交ルートを通じて、中国とロシアに厳重に抗議しました。

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