少子高齢化が深刻な問題となっている韓国の人口が、来年をピークに減少に転じ、2072年には4000万人を下回るという見通しが示されました。
統計庁は、韓国の向こう50年間の人口の推移の見通しを発表しました。
それによりますと、韓国の総人口は、来年5175万人と増加しますが、再来年の2025年から徐々に減少し、2072年には3622万人と、4000万人を下回り、1977年並みの水準になるということです。
生産活動の中心となる15歳から64歳までの人口も、去年3674万人だったものが、2072年には半分以下の1658万人にまで減少するということです。
韓国の出生数は、去年25万人だったものが、50年後には16万人にまで落ち込む見通しです。
これに対して、65歳以上の人口は、去年898万人だったものが、50年後には1727万人と2倍近くに増える見込みです。
一方、韓国に長期滞在する外国人の数は、2030年から毎年5万5000人ずつ増えるとみられています。