北韓は、ことしの最大の成果として、軍事偵察衛星の打ち上げに成功したことや戦術核攻撃潜水艦の運用を開始したことを挙げ、「ことしは国力強化の新たな転機が訪れた」と自画自賛しました。
北韓の労働党機関紙「労働新聞」は14日、ことしのおもな成果を振り返る記事を1面に掲載しました。
ことし最大の成果としては、まず、軍事偵察衛星の打ち上げに成功したことを挙げました。
北韓はことし5月と8月に軍事偵察衛星の打ち上げに失敗していますが、 先月21日に行った3回目の打ち上げは成功しました。
また、戦術核攻撃潜水艦を製造したことも挙げ、「ことしは国力強化の新たな転機が訪れた」と主張しました。
北韓はことし9月に、水中から核攻撃が可能な潜水艦を進水させたと発表していますが、正常運用ができているかどうかは明らかになっていません。
一方、外交分野では、ロシアとの関係を強化したことを成果として強調しました。
さらに、経済や社会面での功績として、平壌(ピョンヤン)市内で住宅の建設工事が増えたことを紹介しました。