1970年代の終わりにソウルで起きた軍事クーデターをモチーフに制作され、今月24日に国内での観客動員数1000万人を超えた映画「ソウルの春」が、北米でも観客数を伸ばし、売り上げが100万ドルを超えました。
配給会社が27日、発表したところによりますと、「ソウルの春」の北米での売り上げが100万ドルを超えたということです。
これは、ことし北米で封切られた韓国映画の売り上げとしてはもっとも高いものです。
「ソウルの春」は、北米では先月末にロサンゼルスで初めて公開されたあと、鑑賞した人の口コミにより上映館が増え、現在50あまりの映画館で上映されています。
配給会社は、「ミネソタ州、アラバマ州など、韓国人がほとんど住まない地域からも上映の問い合わせが来ている」と話しています。
キム・ソンス監督が手がけた「ソウルの春」は、1979年12月12日にソウルで起きた軍事クーデターを題材にした映画で、当時クーデターを主導し、その後大統領になった全斗煥(チョン・ドゥファン)をモデルにした人物役を俳優のファン・ジョンミンさんが務め、クーデターを止めようとした将軍役をチョン・ウソンさんが演じています。