ソウルの代表的な観光スポット、明洞（ミョンドン）の露店をめぐって、ぼったくり行為などに対する苦情が相次ぐなか、支払いの透明性を確保するためカード決済を可能にするほか、販売員がマスクを着用して衛生管理を徹底するなど、信頼の回復に向けた取り組みが行われることになりました。 
 
ソウル市中（チュン）区によりますと、「明洞の露店でのぼったくり行為や現金支払いの強要などの問題が指摘されているなか、信頼の回復に向け、露店を運営している商人たちが自発的に来月から取り組みを実施することにした」と発表しました。

ぼったくり対策の一つとして、支払いの記録が残るカード決済を屋台でも導入するということです。
 
また、たい焼きやおでんなど人気メニュー10品目については、販売価格を引き上げる場合、区と事前に協議することで一致したということです。
 
一方、衛生管理の強化として、屋台の販売員にマスクや帽子、手袋を着用させるとともに、定期的に営業許可証を提出させる計画です。
 
明洞商人会の関係者は、「明洞の露店に対する良いイメージが浸透するよう、積極的に対策に取り組む」と話しています。