中央銀行の韓国銀行は、政策金利を9回連続で3.5%に据え置きました。
韓国銀行は22日、金融通貨委員会を開き、政策金利を3.5%に据え置くことを決めました。
据え置きは、去年の2月以降、9回連続です。
韓国銀行は、据え置きの理由について、「物価の上昇率は鈍化する傾向にあるが、依然として不確実性が高く、家計の負債の増加もペースが鈍ったとは言い切れないためだ」と説明しました。
一方、韓国銀行は同じ日に、最新の経済の見通しを発表し、韓国のことしの経済成長率の見通しを2.1%に据え置きました。
物価上昇率は2.6%としました。
来年の経済成長率の見通しは2.3%、物価上昇率は2.1%と、前回発表した見通しを据え置きました。
KDI=韓国開発研究院とOECD=経済協力開発機構は、韓国のことしの経済成長率の見通しをいずれも2.2%としていて、韓国銀行の見通しの2.1%とほぼ同じ水準です。
一方、今回の政策金利の据え置きにより、アメリカとの金利の差は2ポイントのままとなりました。
金融通貨委員会は、今後の金融政策の方向性について、「物価上昇率が目標水準に達したと確信できるまで、引き締め基調を長期間、十分に続ける方針だ」としています。