韓国の去年の出生数と、1人の女性が産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」が、過去最低を塗り替えました。
統計庁が28日に発表した去年の人口動向調査によりますと、去年生まれた子どもの数はおととしに比べて7.7%減って23万人でした。
1人の女性が産む子どもの数の指標となる合計特殊出生率は、0.06人減って0.72人でした。
合計特殊出生率は、2018年に初めて1人を下回って以降、年々下がり続けています。
韓国の0.72人は、OECD=経済協力開発機構に加盟する国の平均の1.58人の半分にも及ばない数字です。
最初の子どもを生む年齢の平均は、0.1歳上がって33.6歳でした。
35歳以上で初めて出産する高齢出産は、0.6ポイント増えて36.3%でした。
去年の死亡数は5.4%減って35万2700人で、死亡数が出生数を上回り、人口は「自然減」となりました。