韓国東部の慶尚北道(キョンサンブクト)蔚珍(ウルチン)にあるハヌル原子力発電所の6号機が、1日午前3時20分ごろ、自動停止しました。放射線の漏れはないということです。
原子力安全委員会によりますと、6号機は安定した状態を維持していて、放射線監視装置が異常を示す警報を出したり、放射線が外部に漏れたりしていないことを確認したということです。
原子力発電所を運営する企業、韓国水力原子力は、蒸気発生装置の内部で水の水位が通常より下がる現象が発生し、安全のために原子炉が自動的に停止したと説明しています。
現在、原子力安全委員会のスタッフが、原発周辺の安全を点検していますが、原子炉自体の状態について詳しく調べるため、このあと、韓国原子力安全技術院の専門家からなる調査団が現場に派遣されるということです。
*2024年4月2日修正*