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政治

医学部の定員変更案の提出期限終了 1500人の見通し

Write: 2024-05-01 15:23:08Update: 2024-05-03 10:56:12

医学部の定員変更案の提出期限終了 1500人の見通し

Photo : YONHAP News

医学部の定員拡大をめぐって政府と医療関係者の対立が続くなか、各大学の来年度の募集定員の変更案の提出が先月30日に締め切られ、来年度の医学部の増員規模は、当初政府が計画していた2000人の75%にあたる、およそ1500人になる見通しです。
 
医学部の定員拡大について、政府は当初、来年度は2000人増やす計画を発表し、全国32の大学の医学部に対し、希望する募集定員の変更案を示すよう求めていました。
 
しかし、医学部の定員拡大に反対する医師らのストライキや、医大生の授業拒否など混乱が長期化したことを受け、政府は来年度に限って、各大学で従来の定員の50%から100%の範囲で自主的に増員できるよう、方針を見直しました。
 
これに対して、医学部のある32校のうち30校から、来年度の定員変更案の提出期限だった先月30日までに変更案が提出されました。
 
この変更案によりますと、各大学を合わせた来年度の増員規模は、政府が計画していた2000人の75%にあたる、およそ1500人になると予想されています。
 
韓国大学教育協議会が、各大学の変更案を審議し、承認すれば、来年度の医学部の定員が確定します。
 
こうした中、裁判所が政府に対し、5月中旬まで増員の承認を保留してほしいと要請し、増員手続きに歯止めがかかる可能性が出ています。
 
ソウル高等裁判所は先月30日、医学部の関係者や医学部への進学を希望する受験生など18人が、保健福祉部と教育部長官を相手取って起こした医学部の定員拡大に対する執行停止を求める抗告審で、「5月中旬までに最終判断を下す」としたうえで、「それまでは、増員の承認を保留してほしい」と要請しました。
 
また、当初政府が計画していた増員規模2000人に対する具体的な根拠も提出するよう求めました。
 
ただ、裁判所のこうした要請には法的拘束力がないため、政府がどのような立場を示すかに関心が集まっています。

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