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政治

尹大統領「医学部定員拡大の議論には医師側が合理的代案を」

Write: 2024-04-01 15:10:45Update: 2024-04-01 17:19:43

尹大統領「医学部定員拡大の議論には医師側が合理的代案を」

Photo : YONHAP News

医学部の定員拡大をめぐって、政府と医師らとの対立が続くなか、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、医療改革を進めるには、政府が進める2000人の増員が必須であるとあらためて強調するとともに、反対する医師らと議論をするためには、医師側がよりよい提案をまとめるべきだと指摘しました。 
 
尹大統領は1日、医学部の定員拡大に反発する医師らによるストライキが長引いていることを受け、談話を発表し、「2000人は多すぎると主張したければ、ストライキではなく、科学的根拠にもとづいた増員案を政府に提示すべきだ」と述べました。
 
尹大統領は、「良い意見と合理的な根拠が提示されれば、政府の方針が変わる可能性はある」としながらも、「2000人という数字は、十分な議論と計算を経た数字で、必要最低限の規模」だと改めて強調しました。

条件付きではあるものの、尹大統領が増員規模を見直す可能性について言及したのは初めてで、医師側がどのような反応を示すか、注目されます。
 
尹大統領はまた、医師らのストライキにより、医療の現場に混乱が広がっていることについて、「国民の不便を解消することができず、大統領として申し訳ない」と述べました。
 
大学病院などでは、政府の方針に反発して職場を離脱した研修医に代わって、医学部の教授らが勤務時間を増やし、医療空白を埋めてきましたが、1日から、教授らに加え、開業医も診療時間の短縮に踏み切っていて、医療現場の混乱がさらに深刻化することが懸念されています。

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