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政治

北韓が中距離弾道ミサイル発射 新型兵器を再実験か

Write: 2024-04-02 09:04:39Update: 2024-04-02 15:53:49

北韓が中距離弾道ミサイル発射 新型兵器を再実験か

Photo : YONHAP News

韓国軍の合同参謀本部は、北韓が韓半島東の海、東海(トンヘ)に向けて、中距離弾道ミサイル1発を発射したと発表しました。北韓が開発を進めていると主張する、極超音速弾頭を搭載できる新型の固体燃料式ミサイルの可能性も指摘されています。 

合同参謀本部によりますと、北韓は2日午前6時53分ごろ、平壌(ピョンヤン)付近から東海に向けて、中距離弾道ミサイル1発を発射したということです。

ミサイルは、およそ600キロ飛行し、東海上に落下しました。

韓国軍は、ミサイルの飛距離や高度など、詳しい情報の収集と分析にあたるとともに、北韓による追加の発射に備えて警戒態勢を強化しているということです。

北韓のミサイルによる挑発は、先月18日に短距離弾道ミサイルを発射してから15日ぶりです。

当時、北韓は、このミサイルの発射について、「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の指導の下、韓国全域を打撃できる短距離ミサイルの射撃訓練を行った」と発表しています。

韓国軍当局は、今回のミサイルについて、「北韓が1月に発射した中距離弾道ミサイルに似ている」としていて、北韓が開発を進める固体燃料式の新型の中距離弾道ミサイルの可能性を含めて分析を行っているということです。

固体燃料式のミサイルは、液体燃料式に比べて、発射準備にかかる時間が大幅に短縮できることなどから、発射の兆候を探知することが難しいとされています。

中距離弾道ミサイルの飛行距離は3000キロから5500キロで、アメリカの核戦略の3本柱の1つとされる戦略爆撃機「B-52」など、アメリカ軍が戦略資産を配備しているグアムの基地が射程に入ります。

北韓は、1月にミサイルの発射について発表した際、ミサイルに極超音速で滑空する弾頭を装着して発射したと主張しています。

韓国国防安保フォーラムのシン·ジョンウ専門研究委員は、「今回発射したものが中距離ミサイルだとすると、再度、極超音速兵器の実験を行った可能性がある」という見方を示しました。

極超音速弾頭は、マッハ5以上の超音速で飛行し、低い高度を変則的な軌道で飛ぶ特徴があり、レーダーによる探知や迎撃が難しいとされます。

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