国内で最も速い最高時速320キロで走行する、新型列車「KTX-青龍(チョンニョン)号」が、5月に運行を開始します。
国土交通部は1日、韓国の高速鉄道KTXがことし開通から20年となることを記念して、大田(テジョン)の韓国鉄道公社で開かれた式典で、新型の「KTX-青龍号」を公開しました。
ことしの干支、辰年にちなんだ「青龍」という名前は、国民からの公募で決まりました。
韓国が独自に設計、開発した「青龍号」は、最高時速320キロで、国内で最も速い列車です。
また、従来型のKTXで採用されている、基本的に1両の動力車がけん引、または推進する方式ではなく、編成車両のうち複数の車両に動力を搭載した分散方式が採用されています。
一般のKTXでは、ソウルから釜山まで、2時間40分ほどかかるところ、「青龍号」は、2時間10分台でつなぎます。
国土交通部は、5月の運行開始時点では、「青龍号」を1日2往復走らせ、2028年までに31往復に増やす計画です。