北韓問題を担当する韓国と日本、アメリカの高官が電話で会談し、北韓の中距離弾道ミサイルの発射について、共同で対応するための方策を議論しました。
外交部が明らかにしたところによりますと、北韓の核問題を担当する李埈一(イ・ジュニル)外交企画団長は2日午前、日本外務省の濱本幸也アジア大洋州局参事官、それにアメリカ国務省のチョン・パク北韓担当特別副代表と電話で会談し、北韓が2日午前に中距離弾道ミサイルを発射したことについて、3か国間の協力策を議論したということです。
韓日米の高官は、弾道ミサイルの発射について、「国連安全保障理事会の決議に反するものであり、韓半島や国際社会の平和と安定を深刻に脅かす明確な挑発行為だ」として、強く非難しました。
また、韓日米は、3か国間の緊密な協力を土台に、北韓に対する国際社会の団結した対応をリードしていかなければならないという点で一致したということです。
さらに、今月10日に行われる韓国の総選挙を前に、北韓が追加の挑発を行う可能性を注視し、強固な韓米同盟や韓日米安保協力をもとに、北韓の挑発を抑制するために緊密な協力を続けていくことで合意しました。
韓国軍の合同参謀本部によりますと、北韓は2日午前6時53分ごろ、平壌付近から、韓半島東の海、東海(トンヘ)に向けて、中距離弾道ミサイル1発を発射しました。
ミサイルは、およそ600キロあまり飛行したあと、東海上に落下したということです。