朴振(パク・チン)外交部長官が来月初めにアメリカを訪れる方向で調整が行われています。
外交部の報道官は26日、定例の会見で朴長官のアメリカ訪問について、「現在、韓米の外交当局が調整を行っている。具体的な内容は適切な時期に発表する」と明らかにしました。
アメリカ訪問の時期は、来月5日に予定されているブリンケン国務長官の中国訪問の前になる見通しです。
朴長官は、アメリカでブリンケン長官と会談し、北韓の核やミサイルの脅威に対応するための韓米の連携強化や、アメリカの「インフレ抑制法」による韓国企業の被害を最小化する方策などについて議論するとみられます。
また、早ければ上半期にも行われる見通しの、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の就任後初めてのアメリカ訪問についても取り上げるとみられます。
朴長官のアメリカ訪問は、実現すれば、去年6月に次いで2回目となります。
朴長官は去年6月に、4日間の日程でアメリカを訪れ、ブリンケン国務長官やレモンド商務長官、グランホルムエネルギー長官とそれぞれ会談し、北韓問題や経済安全保障の懸案などについて意見を交わしています。