3月9日投開票される韓国大統領選の主要4候補は21日午後8時から、中央選挙管理委員会が主催するテレビ討論会を行います。
討論会は、革新系与党「共に民主党」の李在明（イ・ジェミョン）候補、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦（ユン・ソンニョル）候補、中道系野党「国民の党」の安哲秀（アン・チョルス）候補、革新系野党「正義党」の沈相ジョン（シム・サンジョン）候補の4人によって行われます。
4候補によるテレビ討論会は3回目で、15日に正式な選挙運動が始まってからは初めてです。
今回の討論会のテーマは、「新型コロナウイルス時代の経済対策」や「次期政権の経済政策方向」などで、およそ2時間にわたって行われます。
中央選挙管理委員会が主催する討論会は25日に政治、3月2日に社会をテーマに開かれます。
一方、「共に民主党」の公認候補、李氏は20日、中部・水原で遊説し、新型コロナウイルス対応について、「不要な過剰防疫を中断し、ブースターショット（3回目接種）を受けた人に対しては夜12時まで自由に営業できるようにする」と約束しました。
「国民の力」の公認候補、尹氏は20日、ロシアのウクライナ侵攻の可能性が高まっていることについて、自身のフェイスブックに「アメリカがヨーロッパに集中する間に北韓が武力挑発を行う可能性があり、それに備えなければならない」と書き込みました。
「正義党」の公認候補、沈氏は、江南（カンナム）駅を訪れ、女性に支持を訴え、尹氏に対して行っていた野党候補一本化提案を撤回した「国民の党」の安候補は、若者の街・弘大（ホンデ）で遊説しました。